ROLEX OYSTER PRECISION Ref-5059

Ref-5059・49年。PGエンジンターンドコンビ、初期型のオイスタープレシジョンが入荷しました。
40年代と言えばロレックス3針モデルでは自動巻き機構を備えるバブルバックが全盛の時代でしたが、そのバブルバック後期型により近い50番台のレフを持つこの時代では大変珍しい34mm径薄型ケースの手巻きモデルになります。ダイアルは40年代中頃から多用された楔形アップライトインデックスの中にラジウム夜光を配したロレックス特有のデザインでパウダーホワイトの肌も程良く枯れており、この頃ならではの上品な雰囲気とヴィンテージらしさを味わえます。ピンクゴールド素材に傾斜をかけたオーバル型エンジンターンドベゼルは細かい刻みも鮮明に映えエッジも立ちかなりシャキッとしています。ケースのラグも太く当時のスイスマーク入りリューズも残った抜群の状態です。機械も全巻きで3姿勢時差15秒以内に収まる良好な精度を出しています。コンビモデルにありがちないやらしさを全く感じないバランスの良いデザインと雰囲気の可愛らしい時計です。