Tissot Bull Horn Lugs Chronograph

ティソの希少なホーンラグクロノグラフのご案内です。

ホーンラグと謳うケースは数あれども最も本物に近い雰囲気で、とにかく押し出しの強い厳ついケースです。３０年代にオメガにも見られるケースですがクロノグラフも含めて他のメーカーでも同じケースは殆どお目にすることはないです。稀にクロノグラフで見かけても１プッシュタイプが殆どで、大きなラグの為にプッシャーがない４時側は間が空いたさみしい印象になってしまいますが２プッシュタイプは間が無く、ケースのバランスがとても良いです。
ダイアルデザインも懐中時計の流れを組むような外周に赤青のタキメータースケールを配置したクラシカルなデザインと書体で内周の飛びアラビア部分はマットになった２トーンダイアルです。状態は年代なりのヤレや経年がありますがインデックスの欠落などはない状態です。

ケースは未研磨ではありませんがガッチリとしたフォルムを保っており、プッシャーのガタツキもなく、リューズは１５ＴＬ系特有の丸みがありながら表面がフラットになったオリジナルのオニオンクラウンが付いています。梨地の金仕上げの機械も非常に綺麗で全巻きの３姿勢時差で日差１５秒前後に収まる良好な精度です。

状態は劣ってはいますが、傷んでしまうことが多い３０ｓのシルバーダイアルと言う事やこのダイアルデザインにこのケースと来ればあまり高望みも酷かなと思える程レアな個体です。同ケースのクロノを稀に海外サイトで見かけた事がありますが国内以上に高額で取引されています。気になる方は是非、ご連絡下さいませ。